08 7月 2010-06-10 羽子板の羽が舞う正月の空をなつかしく思う
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なつかしい記憶を辿ると、古い家の様子が浮かびます。畳敷きと板の間が当たり前の造りで、家具もプラスチックなんてありませんでした。今の自分の家を見回すと、しばらくの間に随分変わったなあ、と感慨深くなります。お正月は今よりもっと特別な時で、お年玉をもらうのはもちろん嬉しかったし、お正月遊びもよくやりました。凧揚げ、コマ回し、羽根突き。羽子板は家に何枚もあって、子どもが集まるとよくやりました。羽子板に羽を突くのは見た目よりもずっと難しくて、昔の子どもは着物を着て羽根突きをしたなんて、袖が邪魔だったろうと思ったりしました。カンカンと鳴る羽根突きの音が記憶の中でなつかしく響きます。
板に花や少女の絵を描いた羽根突き用の羽子板の他に、人形をあしらった立体的な羽子板飾りもありました。聞けば、正月、魔よけとして女性に贈る習慣もあったとか。厄払いの道具とされた時代もあったそうです。特に女の子の初正月は羽子板を贈って邪気払いとしたそうです。今でも羽子板を贈る習慣が残っている地方もあるでしょう。暮れの市に羽子板やだるまが売られていたのもなつかしいですね。東京の下町に出かけてみたくなりました。
フローリング、洋室が主流となった住宅では、羽子板飾りを見かけることが少なくなりました。現代の子どもたちは、もしかしたら見たことがないかもしれません。しかし、羽根突き用の羽子板は今も安価で手に入ります。バドミントンよりちょっと手強いですが、もう一度お正月遊びとして我が家にも取り入れてみたいと思います。落とすと顔に墨を入れられるのも、盛り上がりそうですしね。